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てんちゅうにゃん大改造

命日。。。

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5年前の今日・・・・・暑い夏まっさかりのこの日。。。。
末っ子の同級生のお母さんでもあり、お隣の娘さんであるEちゃんが  乳がんで若くして亡くなった。。。34歳・・・まだまだ 若い。。。。当時1年生になったばかりの一人息子を残して・・・どんなに 辛く どんなに無念で・・・どんなに悲しく・・・ まだ小さな息子のことが心のこりで・・・・ 逝かなければならなかった彼女の心を思うと、今でも胸がしめつけられる。。。


大人しくて芯が強くて いつもどんな時も 優しくにこにこしていたなぁ。。。
彼女の人生は 決して平坦なものではなかった・・・と 私は思っている。不幸とは言わないが、すごく幸せだったとは 思えないほど いろんなことを抱えて生きていた気がする。。。それでも 始終人前では、にこにこ穏やかな人だった。。。
彼女は 結婚して (今11歳になる)男の子を産んだ。末っ子の同級生Yくん。。。
夫の暴力に耐えかねて お隣の実家に戻ってきたのが Y君が2歳くらいだったかな??
大きな声や物音にまで びくつくようになった息子のためにも 離婚を決意したと のちに話してくれた。。。実家の暮らしは 穏やかであったのか、Y君も保育園に通うようになり うちも保育園だったから 話す機会も増えた。。。私が結構年上でもあり なまじお隣さんと言うことで 反って深い付き合いまではなかったけど 一定の距離感で その後 ずっとお友達ではありました。。。少なくとも私は 今でも友達だと・・・

後悔・・・懺悔の気持ちを込めて・・・レクイエム。。。天国のEちゃんに。。。今だからブログだから吐露できる・・・・気がしてね。。。

当時 幼いY君は 父親の暴力で委縮していたのが   おじいちゃんの家で解放され、またある意味猫かわいがりされ・・・反動もあったのか・・・すんごぃ活発な、と言えば聞こえはいいのだけど^^; 周囲の言うことは聞かない、ちょっと協調性がない、、言葉では言い表しにくいのだけど、、、、学級でも異端児?ちょっと変わった子・・・そんな風になって行きました。。。「遊びにおいでよ」と言って遊びに来るものの 約束は守らない、飛び跳ねる、時間はオーバーする、かたずけもしない^^;  末っ子の遊ぶものを取り上げてしまう・・・などなど。。。終いには 末っ子本人が  こまる~ もう遊ぶのいや~と言うくらいまでに。。。。
そして 私も 未熟だったのでしょう  やんわりEちゃんに注意しても 「ごめんよ~ わがままで。。。」とか 「かまわないから、しかってやって」とかこちら任せな返事しか返って来なくて・・・でもお隣だし、おじいちゃまが ちょっと気性の激しい?方だったので、余計ないざこざが嫌で、、、困った私は 一番妥当な方法・・・そう、 習い事や実家に行くことなど、いろんな理由をつけて 避けるようになっていったの。。。。それでも あまりに 不自然になるといけないから たまに時間を決めて 遊ぶこともあって・・・・・ある日 またそんな困った状態の時に ふと 仲良しで 事態をわかってくれてるお母さんとメールで Y君のことを少し愚痴っていたの。。。
どうしたらいいのかな~って。。。それが なんと 当のEちゃんに間違って送信されていて。。。。もうパニック・冷汗。。。
でもね  Eちゃんは 怒りもせず 「ごめんね 迷惑かけて・・・息子のことは、わかっているけど 言っても聞かないから、子育て経験豊富なてんちゅうさんに 治して 教えてもらいたかった」と。。。穏やかに・・・さみしそうに・・・そう言った。。。それからは もう後悔の嵐。。。
それでも 急に態度を変えても 気をつかわせるだけだし 普通に接した。。。普通に・・・
私もEちゃんも あのメールなんか無かった風に。。。
でも どうだったんだろう。。。傷ついたはず・・・・私はほんとに 未熟だった。。。


その彼女が 初めに乳がんだと聞いたのは そのすぐあとだった。 「大丈夫、もう 取ったから・・・」と笑っていて ほっとしていた。。でも のちに 再発したと聞いた時には すでに髪の毛も剃っていて 放射線治療をしているとのことだった。。。それでも 大丈夫なんだと 彼女は笑っていたっけ。。。
でも 見るからに顔色も良くない・・・ある時 「北海道に行ってきたんよ」とふくろうの木彫りのキーホルダーをおみやげにくれた。。  末っ子の名前を彫ってあり、息子とおそろいだと言って笑ってた。。北海道には ご両親と妹と息子と行ってきたのだと。。。
私は お隣のお嫁ちゃん(Eちゃんの弟の嫁)のMちゃんとも仲良しだ。嫁の立場で話をするうち いつの間にか仲良くなっていた。そのMちゃんから聞いた話で もう長くないと宣告されて 最後の旅行に行ったのだと。。。脳と肺に転移していてもう助からないと。。。目の前が真っ暗になった。。。なんで?こんなにいい子が早く逝かなければならないの?って  子供は?末っ子と同じ年だと思うと・・・・ 自分に置き換えると・・・もう どうしようもなく心が痛んだ。そして 昔のメールのことも私を苦しめた。。。ごめんごめんと 心でずっと謝った。。。でも もう遅い。。。

4月 6月と 入退院を繰り返し ことあるごとに 彼女を見舞った。。。それしか非力な私にはできない。。。そして Yくんを受け入れること・・・・でも その頃には もうY君はおじいちゃんがしっかり保護していて、きっと 娘の代わりに自分がしっかり育てると決意していたんでしょうね。病院に連れて行ったり 習い事をさせてみたりと おじいちゃんはきっとあのメールのことは知らない。。。彼女は言わない人だから。。。でも 私は 立つ瀬がなくて。。。お見舞いにしか行けなくて・・・悲しかった。。何か役にたちたくても もう何もできない。
食べ物も受け付けなくなり、もういよいよと言う時期には ホスピスから自宅に戻ったりしていた。 妹さんが看護婦なので モルヒネも打てるということだった。。。
7月の初めごろ 隣があわただしくなり いやな予感で Mちゃんに聞いてみた。もうそろそろなのだと…返事。。。そして7/10  彼女は逝ってしまった。。。

葬儀の日、近所なので手伝いしなくてならないのに 私はずっと泣き通しだった。また役にたたない。。。
でも 彼女の人生を思うと Y君のことを思うと・・・涙が止まらなかった。。。
Y君はまだ幼く 母が亡くなったこともぴんときていなくて、いっぱい人が来たと 喜んでいたりした。。おじいちゃんもさすがにYは大丈夫か?わからんのか?と 思ったと 後になって Mちゃんから聞いた。。
でもね 今だから思える。。Y君は認めたくなかったのかも。。と。。。


そうだよ~ Eちゃんの子だもの。。。大丈夫!
今はすっかり 大きくなって 6年生。。。野球少年だ。スポーツ少年団に入り 規律も守り 挨拶もしっかりでき、心配していた協調性もずっと良くなった。。。
安心して Eちゃん。。  うちの末っ子もY君好きだよ。学校でも仲良くみんなとやってるよ~^^
ごめんね Eちゃん。。  そして ありがとう。。。あなたには たくさん教えてもらった。。
年下のあなたからね・・・情けないけど。。。あなたの笑顔に近づけるような本当の意味の大人にならないとね。。

来年は中学生だよ~  大きくなったよね。。。。いい子になったよね ^^

ps  木彫りのふくろう  いまでも わたしの携帯で 元気にゆれているよ
by tencyunyan | 2008-07-10 09:19 | ひとりごと
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